アソシエイトメッセージ
リンクレーターズが担当する多国間の買収案件は複雑かつ大規模です。関係当事者も多く、やり取りする書類やメールの数も膨大なため、法的な思考力や交渉力に加え、案件を整理し管理する能力やコミュニケーション能力も大切だと日々実感しています。国際的な経験ができる機会も豊富です。私もリンクレーターズのロンドンオフィスへ8ヶ月出向し、そこからパリに出張するなど貴重な体験をさせてもらいました。
リンクレーターズは家庭での役割と両立しながら働ける環境づくりにも積極的に取り組んでいます。私自身も産休と育休を取り、その後は同僚の理解を得て保育園の送迎時間に合わせた勤務時間で働いています。事務所のシステムに外からでもアクセスすることができる体制も整っており、夜や子どもの病気時には自宅での勤務も認めてもらっています。
また、現在女性リーダー比率の向上を目指し、ウーマン・リーダーシップ・プログラムというプログラムが実施されており、私も世界各国から選ばれた25人の女性弁護士とともに同プログラムに参加しています。直近ではフランクフルトで開かれた同プログラムの会合に出席し、女性弁護士同士抱える悩みや今後のキャリアについて話、強い絆を形成しました。同プログラムでは、各参加者に直属の上司以外のパートナーが相談役として割り当てられ、キャリア上の問題などを率直に話せる体制も取られています。
私は2012年にリンクレーターズに入所し、主にファンドの組成やその他様々な形態の投資案件を担当しています。日本国内で完結する案件はゼロに等しく、常にリンクレーターズの海外オフィスや、他の外国法律事務所と協力して業務を行っています。海外オフィスや東京オフィスの外国人弁護士とは英語でコミュニケーションをとっています。私は帰国子女ではありませんが、入所後4ヶ月間イギリスでの語学研修に参加し、現地の家庭にホームステイをしながら語学学校に通いました。この研修が終わって日本で勤務を開始してからも、毎週事務所内で行われる英語レッスンを受けており、継続して英語力を伸ばすよう日々努力しています。
リンクレーターズが手がける案件には、複雑かつ先例のないものが多くあり、案件ごとに数々の課題と向き合う必要があります。それでも経験豊富な先輩弁護士に相談をすればいつでも真剣に応じてもらえ、漠然とした違和感に過ぎなかった問題点を明確にし、解決策を見出すためのサポートが得られます。また、外国の制度について疑問があれば海外オフィスにメールや電話で問い合わせをすることも気軽にできます。入所後に様々なプラクティスを経験するローテーション制度はなく、最初に配属された部門で長期的に仕事をすることになりますが、部門を越えた協力体制が必要となるクロス・プラクティスの案件が多く、さらに、他のプラクティスに関するトレーニングに参加することもできますので、様々なプラクティスに関する知見を広める機会があります。また、一つのプラクティスに集中して経験を積むことにより、専門性を高めると同時に、どのようなプラクティスでも必要とされる思考力を効率的に身につけることができると感じています。このような環境に支えられながら、入所して間もない頃から案件をリードする能力が鍛えられます。世界中に尊敬できる同僚や先輩を持てること、それがリンクレーターズで働くことの最大の魅力です。自らも信頼される同僚となり、クライアントの期待を越える弁護士となることを目標に研鑽を積みたいと思っています。